この記事では
メタバースでの音楽ライブに興味があるけど、たくさんのメタバースがあってどこから始めればいいかわからない。
という方に向けて
今後注目のメタバースや、その理由、初め方について解説します。
本記事のまとめ
メタバース×音楽ライブに興味がある方にとって、最も注目すべきメタバースは「The sand box」だと考えられます。
理由は「Oasis Tokyo(Coincheck)」、「エイベックス」、「ワーナー」といった大手レコード会社や金融企業が、膨大な土地にイベントスペースを作っているからです。
次項で詳細について説明していきます。
メタバースで音楽ライブ
そもそもメタバース×音楽ライブとは何か?ということについて簡単に説明します。
メタバースとは
メタバースとは、Web上に作られた3次元の仮想空間および、そこで行われる(例えば、ビジネス、コミュニケーション、ゲーム、各種イベント)などのサービス全般を指す言葉です。
VRやAR技術を用いることで、現実世界と同様に、仕事として会議を行ったり、イベントで踊ったり、ライブを楽しんだり、ゲームをしたり、ただ会話を楽しんだりといったことができます。また、そのメタバース内で使われている通貨を用いてモノやデータの売買や、体験を購入することが可能です。
メタバースで音楽ライブとは
メタバースでも音楽ライブが行われるようになってきています。このメタバースライブ(=VRライブ)は単なるライブ配信とも、現実のライブとも異なっています。
どんなところが違うかというと・・・
・現実のライブと違って、家にいながら参加することが可能!
・ライブ配信と違って、自分のアバターを動かして好きな角度から見ることができたり、ライブ中に声援や手を振ることができたり、周りのアバターの反応を動きで直接的に見ることができる!
これまでにない、新しい音楽の楽しみ方ですね。
メタバース×音楽ライブについてはもっと詳しく知りたい方はこちら↓
The sand box(サンドボックス)が注目である理由
メタバース空間は複数ありますが、音楽ライブという観点から今後注目しておきたいメタバースは「The sand box」です。それは多くの音楽イベント会場が大手レコード会社や金融企業によって、建設予定であるためです。
その中でも特に今後注目していきたい、Oasis Tokyo、エイベックスランド、Warner Music Group Landについて説明します。
Oasis Tokyo
名称 | Oasis Tokyo |
運営 | CoinCheck |
広さ | 24×24区画 |
特徴 | 日本の文化を色濃く残した近未来都市 |
予定 | 2022年中に一般公開予定 |
Decentraland内で仮想通貨大手のCoinCheckが近未来の東京をイメージした都市「OASIS Tokyo」を建設しています。
この「OASIS Tokyo」には数々のイベントスペースが設けられており、商品の販売やトークショー、ファッションショー、などが企画されています。
当然音楽イベントも企画されており、世界的ギタリストの「MIYAVI」さんがイベントを行うことが予定されいます。
「Oasis Tokyo」では既に
・小嶋陽菜プロデュース『Her lip to』 ・MIYAVI ・ANREALAGE ・水原希子 ・太田雄貴 ・NEO TOKYO PUNKS
といったアーティストや著名人とのコラボイベントを発表しています。
建設されている建物には、城下町、ライブハウス、美術館、スタジアム、お城などがあり、日本の伝統文化を意識したものが多く存在しています。
Oasis Tokyoの場所
Oasis TokyoはThe sand box内の右下の端に存在しています。所有している区画の大きさは24×24区画です。
今後の予定
公式HPによると2022年内の一般公開を目指して現在建設中とのことです。
エイベックスランド
名称 | エイベックスランド |
運営 | エイベックステクノロジーズ |
広さ | 24×24区画 |
特徴 | 日本の文化を色濃く残した近未来都市 |
予定 | 2022年中に一般公開予定 |
エイベックスの子会社であるエイベックス・テクノロジーズ株式会社が、The sand box内に「エイベックスランド(仮称)」を建設中です。
このエイベックスランド内ではアーティストによるライブ配信や、ファンの交流会などが行われるとのことです。
関連したNFTアイテムの販売も行われている
既に、The sand boxのイベント「Metavex District LANDセール」において、アーティスト関連のNFTアイテムが販売されています。具体的にはピコ太郎、浜崎あゆみ、AmPm、大沢伸一(MONDO GROSSO)の4組のアーティストの関連アイテムです。
またこのアイテムには、「エイベックスランド(仮称)」で開催される予定となっているイベントに参加できる「エイベックス パス」、そして「The Sandbox」内のLAND(土地)とのセット販売も限定で行われました。
エイベックス所属アーティスト
エイベックスには下記のような大物アーティストが数多く所属しています。
この中の誰かが、今後エイベックスランドでライブを行う可能性は高そうですね・・・
A-nationのようなイベントが今後メタバース空間で行われるようになるのでしょうか
楽しみです!
Avex所属アーティスト(抜粋)
「浜崎あゆみ」「大沢伸一 (MONDO GROSSO)」「AAA」「TRF」「倖田來未」「Da-iCE」「東京女子流」「ピコ太郎」「まこみな」「Miyuu」「Every Little Thing」「SUPER☆GiRLS」など
エイベックスランドの場所
エイベックスランドはThe sand box内の中央下に存在しています。
所有している区画の大きさは6×6区画です。
下の図のピンクの枠に囲まれた「α」の場所がエイベックスが所有している区画です。
今後の予定
公式HPによると2022年度中を目標にエイベックスランド(仮称)を建設中とのことです。
エイベックスには多くの有名アーティストが所属してますね。注目度は高いです
ワーナーミュージックグループ
名称 | Warner Music Group LAND |
運営 | Warner Music Group |
広さ | 24×24区画 |
特徴 | 世界的なエンターテイメント企業 |
予定 | 未定 |
多くの世界的なアーティストを抱えるワーナーミュージックグループもThe Sandbox内に音楽関連のイベントスペースを確保しています。そこに、音楽のテーマパークとコンサート会場が一体となった Warner Music Group LANDを建設予定とのことです。
このWarner Music Group LANDの建設開始を記念して、 2022 年 3 月には周辺 LANDの販売も行われています。(大きなイベント会場の周辺の土地は人の流れが多いと予想されるため、価値が高くなります。)
世界第3位のレコード会社であるワーナーミュージックの親会社であり、資金の規模は相当なものであると予想されます。
ワーナーミュージック所属のアーティスト
ワーナーミュージックには海外、国内(ワーナーミュージックジャパン)に多くの大物アーティストが数多く所属しています。 また、グループ会社であるワーナーミュージックジャパンにも「あいみょん」「コブクロ」などの有名アーティストが所属しています。
今後これらのアーティストがWarner Music LANDでパフォーマンスやイベントを行う可能性は高そうです・・・
ワーナーミュージック所属アーティスト(抜粋)
「エドシーラン」「ブルーノマーズ」「アンダーワールド」「エリッククラプトン」など
ワーナーミュージック・ジャパン所属アーティスト(抜粋)
「ちゃんみな」「コブクロ」「きゃりーぱみゅぱみゅ」「TWICE」「綾香」「中田ヤスタカ」など
Warner Music Group LANDの場所
エイベックスランドはThe sand box内のほぼ中央に存在しています。所有している区画の大きさは24×24区画です。スケールの大きさを感じますね。
現状とまとめ
大手レコードメーカーや金融企業が、メタバースを音楽イベントを行う場所と考えているという状況です。そしてその場所としてThe sand box(サンドボックス)が選ばれています。
イベントの詳細はまだ未定ですが、今のうちにサンドボックスに登録しておけば、いざというときにチケットがとりやすかったり、情報を早く入手できる可能性があります。もし興味がわいた方は以降にThe sand boxの始め方を解説していますのでチェックしてみてください。
メタバースであるThe sand boxは無料で始められます。
いまなら無料で楽しめるコンテンツも多いので、ちょっと覗いてみるのはいかがでしょうか?
※お金がかかるのは売買をしたい場合や、有料のサービスやアイテムを購入する場合です。
The sand boxの始め方
The sand boxをはじめるには下記のSTEPを踏む必要があります。
①仮想通貨口座の開設 ②ウォレットの登録 ③仮想通貨イーサリアムをThe sand boxの通貨Sandに変換 ④The sand boxの登録
メタバース内で何かを売買する予定がない!、イベントの特典アイテム等も必要ない!という場合は④からのスタートで大丈夫です。
ちなみにイベント特典のアイテムとは、様々なイベントでもらえるアバター用のアイテムなどです。これらはウォレットへ登録されるため、保有するためにはウォレットの登録が必要になります。
①仮想通貨口座の開設
メタバース内ではそのメタバース内で使用されている通貨でモノやデータの売買を行います。The sand boxの場合はLANDという通貨です。そしてそのLANDは現状イーサリアムという仮想通貨としか換金ができません。そのためまずは仮想通貨口座を開設して、イーサリアムを入手する必要があります。
開設する仮想通貨口座は大手の口座であればどこでも構いません。大手である「CoinCheck」「bitFlyer」「DMMビットコイン」「BITPOINT」などがお勧めです。
暗号資産口座は様々ありますが、メタバースの通貨の取り扱いがある コインチェックを使っています。
例えばメタバース通貨(SAND)を取得するには、【日本円】→【ETH】→【SAND】と2段階で換金する必要があり手数料も2回とられますが、コインチェックなら1回で済みます。
②ウォレットを登録
ウォレットとは仮想空間上の財布です。メタバース空間内で何かを売買するときに必要になります。
実際に自分の資産をいれる重要なものです。
ウォレットは複数の種類がありますがMetamaskというウォレットが多く使われており、私自身もMetamaskを使ってます。
詳細については下記で説明していますのでチェックしてみてください。
③仮想通貨イーサリアムをThe sand boxの通貨Sandに変換
イーサリアムをSANDに変換して初めて、メタバース内でお金を使ったサービスや商品を購入することができます。
ウォレットが持つウォレットアドレスを確認、コピーする。
Google Chrome>拡張機能>Metamaskを選択。
パスワードを入れてログインを行ったあと、ウォレットAddressを確認します。
下記にAddressが表示されますので確認します。
仮想通貨口座から送金する
登録している仮想通貨口座のサービス画面で、上記アドレスにイーサリアムを送金します。
どの口座でも「暗号資産の送金」は可能ですので、わからない場合は各口座のヘルプをご覧ください。
慣れないうちは一度に大量の送金を行うの避けましょう。
送付先を間違えると帰ってこない可能性があります。
送金できたら、Metamaskを開き入金されていることを確認します。
きちんと入金されていましたか?
The sand boxの登録方法
次にThe sand box(サンドボックス)への登録を行います。作業自体は5~10分程度で終わります。
①The sand boxのURLにアクセスする。 ②メタマスクを連携させる。 ③メールアドレスとニックネームを登録 ④パスワードを登録
まず初めに下記のURL(The sand box(サンドボックス)のURL)にアクセスします。
次に、右上の「サインイン」をクリックし、登録を進めます。
ログインまたはアカウントの作成画面で、連携させるウォレットを聞かれます。自分が登録しているウォレットと連携させます。下図では、例としてMetamask(メタマスク)を連携させています。
ウォレットのパスワードを入力し連携完了です。
再び連携したウォレットをクリックします。
後は画面の指示に従い必要事項を入力します。
それらが完了すると確認画面が出てきますので、承認して進みます。
パスワードを入力します。
再度The sand boxのとんぷページに戻ると、右上のアカウントに「New」と表示されているはずです。これで登録は完了です。
まとめ
この記事のまとめです。
仮想空間メタバースでの新しい音楽の楽しみ方が生まれつつある。
音楽ライブにおいて注目すべきメタバースはThe sand box。
The sand boxには「Oasis Tokyo」「エイベックスランド」「Warner Music Land」などの音楽イベント会場が建設中。
今のうちにThe sand boxに登録し、慣れておくと、いざイベントが開催されときにいち早く行動できる。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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