この記事では
メタバースのワールドを作ってみたい!
でも作り方が分からない!
という悩みを解決します。
この記事でメタバースのワールドの作り方を解説します。対象はDecentralandというメタバースです。
最短30分あれば簡単なワールドを作ることが可能です。
この記事を参考に、Decentralandを実際に触って、ワールド作成の感覚や楽しさををつかんでください。
著者は実際にメタバースのクリエーターとして収入を得ていますが、Decentralandはクリエーターが作ったものを売る売買システムや土地の運用など、様々な経済活動のシステムが整っているメタバースの一つです。
また、これから紹介するソフトは「誰でも簡単にワールドを作る」を目的に作られています。
ワールド制作のはじめの一歩として、おススメできるメタバースです。
Decentralandは経済活動ができるメタバース
Decentralandはブロックチェーン技術を元にしているメタバースです。ブロックチェーン技術を元にしているメタバースの利点は、メタバースの土地の売買や運用、アイテムの販売、有料イベントなど様々な経済活動ができるという点です。
人が集まるワールドを作ることができればイベントやショップを設置することでマネタイズすることもできます。
このようなブロックチェーン技術を元にしているメタバースは他にThe sand boxなどがあります。
参考
Decentraland ワールドの作り方
Decentralandでは、ワールド(Scene)を作成する方法が複数あります。
今回はその中で最も簡単な「BUILDER TOOL」を使ってワールド(Scene)を作成していきます。
Decentralandのアカウント作成
「BUILDER TOOL」を使うためにはDecentralandのアカウントを作成する必要があります。
アカウント作成はメールアドレスさえあれば無料でできます。
下記にアクセスします。
サインインをクリック。
まずはE-mailだけで可能なFortmaticを選択します。
E-mailや認証、パスワードを入力します。
Decentralandの通貨であるMANAの説明があります。
Got it(=わかった)をクリック。
最初の画面に戻りますが、下記の〇部分の表示が変わっています。
これで「BUILDER TOOL」の準備は完了です。
Sceneの作成方法
ここからは「BUILDER TOOL」を触ってSceneを作っていきましょう。
New sceneをクリック
Open Editorをクリック
簡単な説明が出てきます。終わるまでNextをクリック。
下記画面になったら、Scene作成をスタートできます。
直感的な操作が可能なので、色々試行錯誤しながら覚えていくことがお勧めです。
簡単に、具体的な作り方を説明します。
まず、Groundから地面のテクスチャを選択します。
TILESから地面に置くタイルを選択します。消したい場合は選択してDeleteで消します。
アイテム一覧からアイテムを好きなように並べていきます。
アイテムを回転させたいときは、下記の丸の部分をボタンを使います。
Sceneの名称でデフォルトではNew sceneです。
変更したい場合は下記のボタンをクリックして修正してください。
Sceneは自動で保存されます。
戻るボタンで最初のページまで戻ってくると下のように作ったSceneが表示されます。
以上です。
もう少し詳しい使い方を知りたい場合は、公式サイトでYoutubeによる解説があります。
他のビルダーのSceneを参考にしよう
どのようなものを作ったらいいか、クオリティーはどれくらいなのか?が気になった場合は、ほかのビルダーが作成したSceneを参考にしてみましょう。
下記のVIEW MOREをクリック。
そうすると他のビルダーが作ったSceneが表示されます。
少し気になったビルのようなSceneをのぞいてみます。
中をのぞくと、5階建ての美術館になっているようでした。階段を使って上の階に上がれるようになっています。
アイデアが浮かばないときやライバルのレベルを確認したいときには有効です。
ワールド(Scene)の公開方法
自分が作ったSceneを公開することで、自分が土地を持っていなくとも、土地を持っているオーナーが自分のSceneを使ってくれる可能性があります。
Scene作成のページでPUBLISHをクリックします。
他の人が所有する土地に向けて公開するか、自分の土地に適用するかを聞かれます。
今回は「他の人が所有する土地に向けて公開」を選択します。
これで公開完了です。
最初のページに戻って、View Moreをクリックすると、Scene Poolに表示されます。
ワールド作成時の注意点
ワールド作成は自由は発想で作っていくべきですが、公開するとなると不特定多数の人が入ってきます。そのため以下の点を意識して作ると、より良いワールドが作れると考えています。
不快な表現を避ける
感覚は人によってさまざまなので難しいラインですが、多くの人が不快と思うような表現は避けた方が無難です。「ハラスメント」「差別」などを連想させる建造物やオブジェは極力控えたほうが良いと考えます。
データ容量に気を付ける
メタバースのワールドですが、複雑なワールドを作ると容量が大きくなりワールドの読み込みに時間がかかります。一方で単純すぎても魅力的なワールドを作るのが難しいという側面もあります。
始めのうちは考えなくてもよいですが、複雑なワールドを作れるようになった際には、複雑さとデータ容量のバランスを意識することも必要になるでしょう。
VR酔いに注意
ワールドの中で視点がぐるぐる回ると体質によっては酔ってしまう場合があります。
カメラワークの特性は使用しているソフトによって変わりますが、実際に作成したワールドを自分で体験してみて、視点が不自然に回らないかなどを確認しながら作り進めるとよいでしょう。
まとめ
この記事ではDecentralandでワールド(Scene)を作るために、BUILDER TOOLの準備、使い方、公開方法を説明しました。
他のビルダーと差をつけるには、クオリティーに加えてオリジナリティも必要になると考えています。Decentralandに限らず、ClusterやThe sand boxなど様々なメタバースのワールドに足を運んで、どんなものがあるか見て回るのも勉強になります。
このワールド制作をきっかけに、技術を磨いて人が多く集まるワールドを作成していきたいですね。
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