この記事では
・メタバースって何ができるの?
・始めたいけどやり方が分からない
・注意点はあるの?
という方に向けて、
メタバースの概要から、実際の始め方や楽しみ方などを解説します。メタバースプラットフォームの紹介や始める上での注意点も説明しますので、最後までご覧いただければ幸いです。
本記事を読み終わる頃にはメタバースってなに?という方でもメタバースを始めるための知識が身につくはずです。
ビジネスとしてもエンターテイメントとしても今後拡大が予想されるメタバース。
今のうちから始めておくと、ビジネス、遊びなど今後様々な方面で活躍に差がつくかもしれません。
著者はメタバースで遊んだり、収入を得たりなど、日ごろからメタバースに慣れ親しんできました。本記事の内容も著者自身の経験を元に書いたものとなっています。
メタバースの概要
メタバースとはインターネット上の仮想空間のことです。
下の動画はKDDIが企画したメタバース、バーチャル渋谷の動画です。このように自分のアバターを操作して、メタバース内を歩いたり、イベントやゲームに参加することができます。
メタバースでできる代表的なこと
メタバース内でのコミュニケーション
メタバース内で友達と会ったり、メタバース内で知り合った友人とコミュニケーションをして楽しみます。日本人が多いメタバースだと話しかけやすく、仲間も作りやすいです。また好きなアバターを使って現実社会の自分とは違う自分でコミュニケーションを楽しめるのも魅力の一つです。
ビジネスとしてはオンライン会議にメタバースを使うことも行われています。
お金を稼ぐ
メタバースでは、様々な方法でお金を稼ぐことができます。メタバース内のゲーム、アバターを作ったりアイテムを作るクリエーター、メタバース内の不動産運用、通貨への投資などです。
著者はアイテムクリエーターとして活動しつつ、不動産運用も行っています。メタバース内で経済活動を行うには基本的に暗号資産口座とウォレットが必要になります。
イベントに参加する
メタバース内では様々なイベントが開催されています。大企業が自社の宣伝のために行っているもの、音楽イベント、講習会などです。
メタバースに注目すべき理由
メタバースは今後のビジネスやエンターテイメントにとって欠かせないものになっていく可能性があります。企業だけでなく個人にとっても大きなビジネスチャンスになると思われます。
市場規模の拡大
数は矢野経済研究所による国内のメタバース市場予測です。急拡大が期待されており、様々な業界や分野でメタバースの活用が広まっていきます。新しい仕事や副業のチャンスも多くなることが期待されています。
大企業の参入
アディダス、ナイキ、など様々な企業がメタバースを活用し始めています。日産やトヨタといった自動車企業も新車のプロモーションにメタバースを活用している事例が日経新聞でも取り上げられています。
メタバース今後ビジネスマンにとってSNSと変わらないくらい必須の知識になっていくことが考えられますね。
早い段階でメタバースに触れておくことで、今後のキャリアが広がる可能性もありますね。
メタバースの始め方
①機材を用意する
・PCがあればほぼすべてのメタバースを楽しむことができます。
・スマホでも一部のメタバースに対応しています。
・臨場感を感じたい方はVRデバイスでメタバースを楽しみましょう。
VRデバイスは必須ではない
メタバースというとVRデバイスが思い浮かぶ方も多く、一部のメディアでは必須と伝えているものもあると思いますが、実はVRデバイスは必須の機材ではありません。ほとんどのメタバースはPCでプレイが可能です。
ただし、メタバースへの没入感を楽しみたい方は是非購入して体験してみてください。VRでのメタバース体験はPCやスマホとは違うものがあります。ただし一部のメタバースはVRに対応していないため確認してから購入するようにしましょう。
最も有名なのはMetaQuestです。
ほとんどのメタバースはPCでプレイできる
多くのメタバースではプレイするためにPCが必要です。
ある程度のスペックがあると快適にプレイすることができるでしょう。
CPUはRyzen5またはCore-i5以上のPCがおススメです。ほとんどのメタバースはMacでもプレイが可能です。MACであればM1以上のスペックをおススメします。
既にPCを持っている方は新しく購入する必要はないと思います。手持ちのPCで体験してみて不満を感じるようであれば、ゲーミングPCなどハイスペックなものを用意しましょう。
スマホでできるメタバースもある
PCがない人でも、大丈夫です。数は少ないですがスマホで遊べるメタバースもあります。(後ほど紹介)
②稼ぎたいならウォレットと暗号資産口座を用意する
メタバースで稼いだ報酬は、メタバース通貨で支払われます。日本円や他の通貨に換金するには暗号資産口座とウォレットが必要です。
暗号資産口座について
メタバースでモノやサービスを購入したり、稼いだ報酬を日本円に換金するには、暗号資産口座が必要になります。なぜなら、一般的にメタバース内の経済活動は日本円ではなく、メタバース内通貨などの仮想通貨で行われるためです。
メタバース通貨の取り扱いがないと、【日本円】→【ETH】→【SAND】と2段階で換金する必要があり手数料も2回とられます。多くのメタバース通貨の取り扱いがあるbitbankであれば1回で済みます。
今ならキャンペーンも行っています。
■参考記事
ウォレットについて
ウォレットは仮想空間上の財布です。
ウォレットは、メタバースで使う仮想通貨を保管したり、購入したNFTアイテムを保管することなどに使います。メタバースで遊んでいると無料でNFTをもらえる場合がありますが、ウォレットがないと保保管先がないため受け取ることができません。アイテム売買の売り上げもウォレットが受取先になります。
作り方はコチラの記事にまとめています。
情報収集のためDiscordに登録
多くのメタバースではDiscordとよばれるチャットシステムで情報交換がなされています。
具体的には、各種最新情報や、ゲームの攻略法、アップデートの情報などがやり取りされています。
Twitterよりも情報が見つけやすいなどのメリットがあります。
メタバースを始めたら各メタバースが運営するDiscordチャンネルに入っておきましょう。
Discord自体はWEB3の世界ではほぼ必須のツールですので、初めての方もこれを機に登録しておくことをおススメします。
下記リンクから登録が可能です。
メタバースプラットフォームに登録して遊ぶ
各メタバースの登録ページで登録すれば、遊ぶことができます。
ユーザーネームやメールアドレスを登録すれば、ほとんどのメタバースは無料で始められます。
これから紹介するメタバースプラットフォームの中で気になるモノを始めてみましょう。
主要なメタバースプラットフォーム
どのメタバースのプラットフォームを始めるか?という選択肢は重要です。
なぜならメタバースによって、イベントが多く行われている、稼ぐシステムが搭載されている、MACで起動できないなど様々な特徴があるからです。
目的に合ったメタバースを選択して、メタバースライフを楽しみましょう。
主要なメタバースと特徴は下記のとおりです。
メタバース | 特徴 |
---|---|
Cluster | ・スマホでも操作可能 ・日本人主催イベントが多数ある ・クリエーター向けホームページが充実 |
The sandbox | ・経済活動が活発 ・ゲーム性が強い ・クリエーター活動の参入障壁が低い |
VR Chat | ・様々な種類のワールドがある ・日本人主催イベントが多数ある ・MAC非対応 |
Decentraland | ・経済活動が活発 ・NFTアートイベントが多数ある |
Horizon worlds | ・MetaQuestが必要 ・Meta(元Facebook)が運営 |
Cluster
名称 | Cluster(クラスター) |
対応デバイス | スマホ、PC(MAC)、VR |
メタバース内通貨 | なし |
土地の売買 | 不可 |
公式ホームページ | https://cluster.mu/ |
Clusterは国内で最もメジャーなメタバースの一つです。WindowsとMacに対応していおり、スマホでもプレイが可能です。VRデバイスにも対応しています。
無料で遊べます。
音楽ライブや英語教室、座談会などのイベントも多数開催されています。
クリエーター向けのホームページも充実しており、ゲーム制作用ソフトUnityを使ってワールドを作成することができます。
The sand box
名称 | The sand box(ザ・サンドボックス) |
対応デバイス | PC(MAC) |
メタバース内通貨 | SAND |
土地の売買 | 可能 |
公式ホームページ | https://www.sandbox.game/jp/ |
参考
ブロックチェーン技術を用いているためNFTや経済活動が盛んなメタバースです。
エイベックスなどのレコード会社、渋谷109、仮想通貨大手のコインチェックなど、様々な企業が土地を購入しイベントスペースを構築中です。
メタバース内のゲームをクリアすることでNFTやメタバース通貨(日本円に換金可能)を受け取ることができます。
クリエーター向けのソフトや報酬システムも充実しており、アイテムやアバターが作成できる「VoxEdit」、プログラミングなしでゲームを作れる「GAME Maker」などの専用ソフトを使えば、特別な経験がなくてもクリエーターとして参加することが可能です。
著者もクリエーターの一人として収入を得ています。
下記にThe sand boxのアイテム作成から販売までの手順をまとめていますので興味のある方はこの機会に行ってみてください。
VR-Chat
名称 | VR Chat(ブイアールチャット) |
対応デバイス | PC(MAC非対応)、VR |
メタバース内通貨 | なし |
土地の売買 | 不可 |
公式ホームページ | https://hello.vrchat.com/ |
世界的にユーザーが多いメタバースです。日本人も多く利用しています。
注意点はMACが非対応であることです。WindowsPCを使うか、MACにWindowsOSをインストールするなどが必要になります。
志向を凝らした様々なワールドがあるので、ワールド巡りだけでも十分楽しめます。
イベントも多く行われています。
軍艦島を完全コピーしたワールド
アフリカのサファリパークを再現したワールド
Decentraland
名称 | Decentraland(ディセントラランド) |
対応デバイス | PC(MAC)、VR |
メタバース内通貨 | MANA |
土地の売買 | 可能 |
公式ホームページ | https://decentraland.org/ |
The sand boxと同じく、ブロックチェーン技術を用いたメタバースでNFT売買や経済活動が盛んなメタバースです。
著名やDJや企業が多くのイベントを開催しているほか、メタバース内でポーカーができたり、ゲームをクリアすることでNFTやメタバース通貨(日本円に換金可能)を受け取ることもできます。
アバターが着用するウェアラブルアイテムを多くのクリエーターが作成し、販売しています。
また、土地の売買や貸し出しも可能ですので、メタバース不動産に興味がある方はチェックしてみてくださいね。
Decentralandの土地と実際の土地の価格や利回りを比較しながら、メタバース不動産に関して下記記事で説明しています。
Horizon worlds
名称 | Horizon worlds(ホライゾンワールズ) |
対応デバイス | Meta Quest |
メタバース内通貨 | 未定 |
土地の売買 | 未定 |
公式ホームページ | https://www.meta.com/jp/horizon-worlds/ |
元FaceboookであるMetaが運営するメタバースです。
VRデバイスMETA Questがないとできないので注意が必要です。
既に多くのイベントやワールドがあり、VRデバイス用に作られているコンテンツであるため、VR体験の完成度は高いです。
バーチャル会議室などのビジネス系のコンテンツもあります。
Otherside
名称 | Otherside(アザーサイド) |
対応デバイス | PC、スマホ、VRデバイス(仮) |
メタバース内通貨 | ApeCoin |
土地の売買 | あり |
公式ホームページ | https://otherside.xyz/ |
OthersideはYuga Labsが主導するメタバースです。豊富な資金があることから、最も注目されているメタバースの一つです。
きれいな画像かつ大量のアバターを一つのワールドで動かすことができることが特徴です。
まだ一般公開はされていませんが、NFT所有者向けに体験会が行われました。
詳細はこちらの記事をご覧ください。
メタバースに登録して始めよう
始めるメタバースを決めたら、各公式URLで登録を行い、始めてみましょう。
メールアドレスのみで登録ができるメタバースや、個人認証が必要なメタバースなど各メタバースによって登録方法はまちまちです。
先に挙げたメタバースはすべて無料で始めることができます。
主要なメタバースと公式URLは下記のとおりです。
メタバース | 公式URL |
---|---|
Cluster | https://cluster.mu/ |
The sandbox | https://www.sandbox.game/jp/ |
VR Chat | https://hello.vrchat.com/ |
Decentraland | https://decentraland.org/ |
Horizon worlds | https://www.meta.com/jp/horizon-worlds/ |
Otherside | https://otherside.xyz/ |
メタバースを始める上での注意点
メタバースを始める上で何点か注意点があります。
個人情報はむやみに開示しない
メタバース上であっても個人情報はむやみに開示にないようにしましょう。
特にメタバース上で行われる会話はどこの誰が聞いているのか分かりません。すべての人が聞いていると想定して会話を行うようにしましょう。
ウォレットの取り扱いに気を付ける
メタバースによってはウォレットを接続して遊ぶことが多くなります。その際に、秘密鍵は絶対に教えない、知らないものがウォレットに入っていても触らないなどの注意が必要です。
偽アカウントやなりすましに気を付ける
偽のURLや、関連したTwitterの偽アカウントで個人情報を抜き取ろうとする詐欺が発生しています。アカウントやサイトが公式かどうかを確認してから、アクセスすることが必要です。
アバター等の著作権に気を付ける
アバターやアイテムを自分で作成するなどクリエーター活動を行う際には、著作権や肖像権に気を付けましょう。メタバースにかかわらずクリエーター活動を行う際に必要な知識と注意点です。
VR酔い
人によってはVR酔いする方もいるかと思われます。対応としては、少しづつ慣れていくことや、VRゴーグルをいっそのこと使わないなどがあります。
著者もVR酔いをしやすい体質なので、プレイ内容によってVRゴーグルか通常のPC画面かを使い分けています。
注意点について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
メタバースを始める際によくあるQ&A
メタバースは無料で始められる?
ほとんどのメタバースは無料で始められます。
もちろん有料のアイテムやサービスを使う場合は、お金が必要になります。
機材についても、PCさえあればほとんどのメタバースを楽しむことができます。
登録なしですぐに始められるメタバースはある?
今すぐメタバースを始めたい、とりあえず体験してみたいという方もいらっしゃいますよね。
XR Worldなど登録なしにすぐできるメタバースもあります。
詳しくはこちらの記事を参照ください。
スマホでできるメタバースはある?
あります。ClusterやVARK、XR Worldなどが代表例です。画面が小さくやりずらい部分はありますが、気軽に体験したり、どこでも体験できるという点でスマホでのメタバースはメリットがあります。
メタバースで稼ぐことができる?
できます。ただしプラットフォームによります。
具体的にはDecentraland やThe sand boxなどのブロックチェーン系のメタバースでは稼ぐことができます。これらのメタバースは経済活動ができるため、クリエーターやプレーヤーがメタバース内で稼ぐシステム用意されています。方法としては、ゲームで報酬を得たり、ゲーム内で使うアイテムを販売するなどです。
著者が行っていることをまとめましたので参考にしてみてください。
暗号資産口座は必要?
メタバース内で稼いだり、有料アイテムを購入する場合は、必要です。メタバース内では日本円ではなく仮想通貨でやり取りが行われるためです。具体的にはThe sand boxやDecantralandなどを行う場合は用意しておいた方がよいでしょう。
参考
ウォレットは必要?
暗号資産口座と同様で、メタバース内で稼いだり、有料アイテムを購入する場合は必要です。こちらもThe sand boxやDecantralandなどを行う場合は用意しておいた方がよいでしょう。
まとめ
この記事ではメタバースとは何?どうやって始めるの?という方に向けて、
メタバースでできること、始め方、注意点を中心に解説しました。
メタバースは下記の手順に従って、誰でも簡単に無料で始めることができます。
また、メタバースを始める上で基本的な知識は下記のとおりです。
あとは、実際にメタバースを体験して楽しみながら学んでいきましょう。
本記事がみなさまのメタバースライフを始めるきっかけになれば幸いです。
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